乱読乱歩。



書名・著者 ひとこと。
『パンク侍、
 斬られて候』
町田康
町田作品の中で一番好きかも知れない。パンクだ。これこそパンクだ!
でも小川洋子の後に読むのはやめようと激しく後悔した。脳内がごった煮だ(当たり前です)
『村田エフェンディ
 滞土録』
梨木香歩
トルコが舞台なのです。普通の地の文で、時々クスッとさせられる。本の中の、特有の雰囲気が楽しい。ラストで『家守〜』の二人が出て来て何か納得。
『オルガニスト』
山之口洋
「死の泉」で思い出した。この本には似た匂いを感じたのよ。
『薔薇密室』
皆川博子
もー駄目。ツボをつかれ過ぎて死ぬ。彼女の長編大好きー。「冬の旅人」「総統の子ら」「死の泉」とか。特に最後好きだった人はきっとこれも好きよ。ユリアンー!
『A 2 Z』
山田詠美
短編ばかり読んでいたのでこの機に長編を。こんな恋愛が出来る大人になりたい。
『豆腐小僧双六道中』
京極夏彦
可愛いな。読物として純粋に好き。つーかこの微妙なサイズは何だと思っていたら「豆腐サイズ」なのね...。
『家守綺譚』
梨木香歩
雰囲気に悶え死にそう。こんな幽霊飼いたい。
『蕭々館日録』
久世光彦
最高。最高にツボ。
『薬指の標本』
小川洋子
彼女の本はやたら好きだけど、これが一二を争う。五感の一個だけを特化させられる気分。