2004 10 3 Sun
TAKUI TOUR 2004 「日本旋風摩擦」@滋賀ハックルベリー



一般チケ買いそこねたというのに、何故かFC50と言う有り得ない程の良番チケを手に入れたので、もうウッキウキで参戦して来ました。ヤる気満々ですよ。

やばい、スゲー楽しかった。

しかし純粋に「楽しい!」という感じではなく---うーん、何かとてつもない物を見てしまったぞ、というウキウキする様な気持ち、かなぁ。物凄い満足感だ。


真面目にレポ書く気はないし、それ程覚えてもいないんだけれど、とりあえずもう、何が何だか。まさに箱寿司状態で、身動きはおろか腕の上げ下げすらままならない状態で、見上げたらすぐそこにタクイがいて、そこで歌ってるんだよー。
客席の盛り上がりは始めから最高潮で、タクイは「滋賀最高!」「文化祭みたいでスゲー楽しい」「今日が俺の中での最高の日だぜ!」と始終言ってました。
このツアーで小さいハコばかりとったのは、「こういうのをロックンロールって言うんだぜ!」って事を、体をもって知らしめたかったからなんだろうなぁと。そしてそれをお前等がちゃんと受け止めて返してくれてるのが今日のライブだ! とも言ってました。

ライブ中の事は余り覚えてないなぁ。夢中だったなぁ。
取り敢えず腕あがらないからトゥットゥットゥーも出来なければLIMOダンスも出来ないし、もうフリどころじゃねぇよ! と思った。フリと言えばCRAZY〜のフリがおかしすぎる。
左右と後ろが何故か野郎ばかりで、野太い声と伸びてくる太い腕と押してくる力に死にそうになった。
OH MY DARLINGでタクイの腕に手を伸ばすと、後ろから押されて何もしてないのに肩→顔とどんどん指が動く。「オーマイダ〜リン♪」でマイクを向けられたが、あの必死の顔を見られたかと思うと大分嫌。



そしてアンコールでのタクイの一言に、あの、思わず泣きそうになってしまいました。

「俺はただ、こういうライブをずっとやっていきたいだけなんだよ!」

うっわあ。どうしよう。ここで「鼓動」歌われたら確実に私、陥落してましたよ。
私、ぶっちゃけ始終タクイタクイ言うてる訳じゃないし、CDとか聞いてるだけなら他のバンドの方が楽しかったりする事も結構あるのだけれど、何故かライブには行ってしまうのですよ。それは楽しいからというのも勿論あるけれど---こいつのこの何にも臆さぬ真剣な生き様を見る為なんだ、と、この瞬間、体が震える位に実感しました。




それにしても私、タクイのアンコールを呼ぶ客席の声が好き。で、気付いたら何のタガが外れたのか、今まで出した事も無い様な声で叫んでおりました。
でも今日も二発目はなかったのよね。おのれー。





因みにハックルベリーは二階にPA席と楽屋があるらしく、舞台に幕と言うか、登場出来るような場所がないんですよ。で、どこから出てくるんだろうと思いつつ、始まる前に華様とみもこさんとこんな事を喋ってました。

(二階から壁伝いに舞台に向かって、空調のダクトが伸びているのです。それに気付いて私が一言)

「どうやって登場するんだろ。あれかなー」
「ダクト! ダクト入場か! 美味しいなぁソレ」
「あそこに階段あるし、やっぱプロレス入場なのかなぁ」
「でもどうせなら二階から飛び降りて欲しいよね! 皆で舞台に送ってあげるの」
「それ大玉送りやん! そういう競技あるし!」
「て言うかあの高さだったら確実に受け止めた人死ぬよね」
「やっぱりダクトだよー。タクイならあの中滑ってこれるって!」

普通にプロレス入場でしたが。
でも階段から身を乗り出し、手すりに足かけてるタクイを見て、ダイブ入場をこっそり期待してしまいました。